歴史
ブーケトスは中世のイギリスが起源とされており、当時花嫁の衣服の一部を得ると幸運を受け取ると信じられていたことから、招待客が花嫁に殺到するのを防ぐために、ブーケやガーターなどを投げ出したことから始まったとされています。これにより、ブーケトスは花嫁の幸福を受け取ると考えられるようになりました。日本でキリスト教スタイルの結婚式の場合、この習慣は一般的になっています。
やり方
ブーケを保存しておきたい花嫁は、ブーケトス用のブーケを用意することもあります。また、独身女性が少ない場合は独身限定にせず、女性全員に参加してもらうなどアレンジすることもできます。
- 独身女性と花嫁がダンスフロアーなどの広いところに移動します。
- 花嫁が後ろを向き、独身女性に向かって頭の上からガーターを投げます。
従来のブーケトスに代わるアイデア
1.ブーケプルズ(Bouquet pulls)
参加者がリボンを引き、ブーケを引き当てるという演出です。参加人数分のリボンの1本だけブーケの先に結び、参加者がそれぞれリボンを手に取ります。一斉にリボンを引っ張り、ブーケを結んだリボンを引っ張った人がブーケをもらえるというもの。奪い合うようなブーケトスに比べて比較的ゆったりと行われ、全員にブーケが当たるチャンスがあるためか、最近の結婚式ではこのブーケプルズを行う花嫁が増えているようです。また、いくつかのミニブーケに分かれたり、はずれのリボンにも1輪の花やチャームをつけるといったアレンジも行われています。
2.ブレイクアウェイ・ブーケトス(Breakaway Bouquet Toss)
ミニブーケ、もしくは1本のバラや花をリボンで軽く束ねておくなどして、ブーケを投げた後バラバラになり、何人かの参加者が花をもらえるというもの。1人だけに渡る従来のブーケトスよりも多くの人に行き渡るのと、参加する女性の人数分の花を用意しておくと、参加者全員が花を受け取ることもできます。
3.個人的にブーケを渡す
ブーケトスを行わない場合、ブーケを親しい友人や姉妹、また結婚がすでに決まっている友人、あるいは祖母などに渡すこともできます。名指しで渡す場合、花嫁との関係性や、なぜその人に渡すのかなどがわかるような演出を行うと良いでしょう。もしくは演出に取り入れずに個別に渡すこともできます。
4.クイズやゲームの当選者にブーケを渡す
クイズやゲームなどで1番最初に当たった人にブーケを渡す演出です。じゃんけん大会や、カップルに関するクイズなど、いろいろアレンジができます。
5.アニバーサリーダンス
ブーケトスの代わりにアニバーサリーダンスを行い、結婚式に参加したゲストのうち一番長く連れ添った夫婦にブーケを贈呈するという演出を行うこともできます。
6.ブーケトスを行わない
ブーケトスは必ずしも必要ではないので、行わない花嫁もいます。ブーケトス用のブーケ代もかからず、ブーケを押し花やドライフラワーにするなど保存することもできます。
まとめ&ポイント
ブーケトスは華やかなイベントですが、参加する側はそうではない女性もいるため、参加してもらう友人を考えて取り入れるか決めましょう。