司式者とは、結婚式を執り行う人のことで、英語ではオフィシアント(Officiant)といわれます。神前式では神職、仏前式では司婚者(僧侶・住職)、カトリック教会では司祭(聖職者)、プロテスタントでは神父、また裁判官なども含まれます。
司式者 / オフィシアント

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司式者の種類
アメリカやカナダの結婚式では、このオフィシアントの資格を持った人に式を執り行ってもらう必要があります。
下記が、アメリカで一般的に儀式を行うことを許可されているオフィシアントです。
- チャプレン(Chaplain)・・・学校・病院・軍隊など、教会以外の施設や組織で活動する聖職者
- 郡書記(County clerk)・・・地方自治体の公務員
- 判事、裁判官(Judge)・・・裁判事項などを取り扱う公務員
- 治安判事(Justice of the peace)・・・治安を維持するために任命された下級の司法官
- 市長(Mayor)・・・大都市や地方政府の最高ランクの公務員
- 大臣(Minister)・・・国や地方政府の公職を務める政治家
- 公証人(Notary public)・・・非訟事項に関わる公務員
- 牧師(Pastor)・・・プロテスタントの司式者
- 司祭(Priest)・・・カトリックの司式者
- ラビ(Rabbi)・・・ユダヤ教の司式者
- 上位の裁判所書記官(Superior court clerk)
- 郷協議会メンバー(Township council member)・・・地方の自治体や民事の行政区のメンバー
ただしオンラインでオフィシアントの資格を発行してくれるところもあるので、自分たちらしい結婚式を行いたい場合は、友人にお願いしてオフィシアントの資格を取ってもらって式をあげることもできるようです。
※州や国によって違うようなので、アメリカやカナダで結婚式を行う際はそれぞれの地方のマリッジライセンス事務局や自治体のオフィスなどで確認してください。
日本での司式者
日本では司式者に特に決まった資格はいらないので、牧師や聖職者といった肩書の無い司式者の多くは、式場の従業員、もしくは派遣されている場合がほとんどのようです。ちなみに人前式では司会者や進行役と呼ばれます。