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アフリカ系アメリカンの伝統儀式「ジャンプ・ザ・ブルーム」

ジャンプ・ザ・ブルームとは?

ジャンプ・ザ・ブルームとは、アフリカ系アメリカ人の結婚式の中で新郎新婦が手をつないでほうきの上を飛び越える儀式のことです。

ジャンプ・ザ・ブルームの起源

この儀式の起源は初期の南アメリカの歴史までさかのぼります。
現在のガーナがある地域のことを南アメリカと呼んでいました。
もともと南アフリカにおいて、ほうきは、家や中庭、宮殿を片づけたり綺麗にするだけではなく、奴隷や妻にもほうきを使い、人間をも片づけるという意味で使われていました。

のちに、ほうきは精神的な意味や価値を持ち、悪霊を追い払ったり、不正を遠くに追いやっていく象徴として意味をもつようになりました。そのため、この当時の結婚式では、新郎新婦の頭の上でほうきが振られて、悪い霊などを追い払っていました。

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そしてその当時の奴隷時代においては、アフリカ系アメリカ人は結婚することが許されない時代でした。そんな中でもアフリカ系アメリカ人のカップルは行われ、ほうきを飛び越えるという儀式とともに行われるようになりました。これが、奴隷の結婚式における伝統となりました。

もともとは嫌な歴史の中からできた伝統ですが、今では多くのアフリカ系アメリカ人が悲しい歴史の過去を乗り越えた象徴として、結婚式の最後に二人が手をつないでほうきを飛び越えるという伝統ある儀式となりました。

最近のジャンプ・ザ・ブルームは?

現在では、このほうきを飛び越えるという儀式は、新たな意味を持ちはじめました。ほうきの上を飛び越えるという象徴として、妻は新しい家中庭を進んできれいにするという約束を交わすことになります。

また、二人のうち、ほうきの上を高く飛んだほうが、家庭や家族の決定権を持つと言われるようになりました。しかし、これらの儀式は信仰と言われるほどのものではありません。

現在では、アフリカ系アメリカ人に結婚の制約はなくなり、結婚式も自由な形式で行うことができます。その反対で、ヨーロッパ人にはこの儀式はもともとなんの関係もありませんでしたが、今ではジャンプ・ザ・ブルームを行うこともできます。

そして、このジャンプ・ザ・ブルームというのは、最近では実際に結婚式の終わりにほうきの上を飛ぶというよりも、私たち結婚したの!というような言葉のニュアンスが含まれた代名詞のような形で言われることが多くなりました。

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