リング・ワーミング・セレモニーとは、挙式の指輪交換前にゲスト全員に指輪に触れてもらい、指輪を温めてもらう儀式のことです。
結婚式で交換する指輪とは、新郎新婦の愛の誓いの象徴です。その指輪に、友人や家族など今までお世話になった方々に触れてもらい、ゲストの愛を吹き込んでもらいます。こうして全員の愛に包まれた指輪を、夫婦の愛の証として交換するのです。
日本の結婚式のリングリレーに似た演出ですが、海外では、挙式の新たな演出として取り入れるカップルが増えているようです。
進め方
まずは司祭者もしくは司会者がゲストにリング・ワーミング・セレモニーの趣旨説明をします。次に二人の指輪をゲストに渡し、そこから隣の人へ順番に手渡しをして行き、ゲスト全員の手に渡るように指輪をリレーしていきます。
このときゲストは指輪をもらってすぐに隣の人に渡すのではなく、これまでの二人との思い出とこれからの二人の幸せを祈ってから、隣の人に指輪を渡しましょう。そして最後に二人の両親に渡し、たくさんの愛で指輪を温めてもらった後、新郎新婦の指輪交換となります。
なお、ゲスト全員が関わる演出となるため、会場担当者には指輪がスムーズに進んでいるかを必ずチェックしてもらうようにしましょう。