歴史
この習慣は古代ローマが起源とされており、当時は新婚のカップルを祝福して、豊かさの象徴であった小麦を投げていました。その後中世になり、小麦は同じく豊かさの象徴であるお米に替わりました。
また新婚のカップルにお米を投げることは、子宝に恵まれると信じられていました。さらにお米を投げることによって、悪霊などを追い払うと信じられていました。
世界の習慣
この習慣は北米だけではありません。新婚のカップルを祝福して何かを振り掛ける習慣は世界的に行われています。多くの国がお米や穀物などを投げており、これはお米(穀物)が生活と結びつく貴重な存在であり、繁栄や幸せを願うために結婚式で用いられてきたと考えられます。
また地域によっても特色があり、例えばアフリカではカップルを祝福して彼らにお金を投げます。またイタリアでは紙ふぶきを投げます。モロッコでは、豊作の象徴であるナツメヤシやレーズンを、東ヨーロッパでは小さなコイン、そしてフランスではいまでも小麦を投げます。
さらに他のヨーロッパでは卵を投げるところもあるそうです。これは古代エジプトが起源で、グッドラックの意味が込められているそうです。また驚くことに、イギリスのチューダー時代(1485年~1603年)ではなんと、新婚カップルに靴を投げていたそうです。所変われば品変わるものですね。
演出アイデア
伝統的なライスシャワーもよいですが、それらに代わる演出をすることもできます。結婚式のテーマがある場合はテーマに合わせてアレンジすることもできます。
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まとめ&ポイント
会場によってはライスシャワー/フラワーシャワーの演出が禁止されている場合もあるので、事前に確認が必要です。また演出によっては、掃除しにくいなどの理由で持ち込みできないこともあります。日本の場合、持ち込み料が発生する場合もありますので会場に確認しましょう。