西洋の結婚式ではディナーの前もしくは後に、ウェディングパーティー(両親や付き添い人)によって祝福のトースト(乾杯)があります。これは日本で言う祝辞スピーチのようなもので、一般的には花嫁の父親、新郎、ベストマン、メイド・オブ・オナー(マトロン・オブ・オナー)などが行います。
しかし誰がトーストを行うかに決まりは無いので、誰が行っても良いようです。お世話になった方や親しい友人も行うこともあります。
時々、祝福したい気持ちがスピーチを長くしてしまうのか、新郎や新婦の子供の頃から現在に至るまでの思い出を語り始める両親もおり、異様に長いスピーチをする人もいます。日本でも結婚式のスピーチが長いと不評ですが、それは海外でも同じこと。特に料理の前ではゲストをお待たせしないように、スピーチは短めに行うと評価が高いです。
欧米のウェディングで行うトーストは、多くの場合、シャンパン、もしくは他のスパークリングワインなどのアルコール飲料で行われます。トースト用にわざわざシャンパンを用意せず、ゲストが手に持っているドリンクで行われることもあります。
日本の結婚式の演出の一つに「シャンパントースト」がありますが、トーストにシャンパンが多く使われる為、日本ではシャンパントーストとして演出の一つとして人気になりました。