馬鉄(ホースシュー)は幸運をもたらす象徴と言われていることをご存知ですか?馬鉄は、蹄鉄とも言われ、英語では、Horse Shoe(ホースシュー)と言われていて、馬の蹄に取り付けて足を保護する役目をするU字型のものです。
この馬鉄が幸せのシンボルと言われるようになった理由にはいくつかありますので、その理由をご紹介します。
1.財産の象徴
中世時代において、馬は労働力、財産など家宝のように大切に飼育されていました。このころから、馬は人々に幸福や愛情、金運、集客をもたらす幸せのシンボルとして拝められてきました。
2.幸福になれる
昔は馬蹄には金や銀が使われていて、もしこれが落ちてしまい、拾った人がいれば、その馬蹄は拾った人のものになり、その拾った人は裕福になれるということから幸せのシンボルと言われました。
3.魔除け
ヨーロッパでは玄関のドアに馬蹄の開いている方を上にして打ち付けると、舞い込んできた幸せが逃げないと言われてきました。
結婚式においては、花嫁が何事もなく教会へ行けるようにと、魔除けとして玄関に飾られました。ヨーロッパでは、その習慣の名残が今もあり、花嫁はリボンをかけた馬鉄を肩から下げたり、腕に馬鉄をモチーフとしたアクセサリーを身につける習慣があります。
また、結婚式の贈り物として、馬鉄を送ることもあります。
魔除けとして言われるようになった理由も諸説ありますが、有名な話に、大昔に悪魔が聖人に馬鉄を修理してほしいとお願いしたところ、悪魔は聖人から自分の足に馬鉄を取り付けらてしまいます。
その馬蹄を取ってほしいと懇願する悪魔に聖人は、馬蹄を玄関に取り付けている家には絶対に入らないと約束するなら外してやると言い、馬蹄を外してあげたそうです。その後、玄関のドアには悪魔が入ってこないように、魔除けとして馬蹄が取り付けられるようになりました。


4.ラッキーセブンで縁起がいい
幸せのシンボルとして言われるようになった4つ目の理由に留め具の穴の数があります。馬蹄には蹄に鋲を打つための穴が外側に3つ、内側に4つあり、合わせて7つの穴になることからラッキーセブンで縁起がよいとされてきました。


まとめ
現在では、若い世代からは、アクセサリーやファッションのデザインでよく見かけるアイテムとしてホースシューと呼ばれ、身近なものとなっています。アクセサリーにおいては、結婚式だけでなく、ふだんから幸運や金運、恋愛運アップのシンボルとして使われています。
また、結婚式では、ペーパーアイテムにイラストとしてホースシューがデザインされているものもあります。馬蹄をモチーフにしたアイテムをウエルカムブースや披露宴会場に飾るのもよいかもしれません。