クロカンブッシュとは、「ごつごつした木」という意味を持つウェディングケーキです。カスタードの入った小さなシュークリームを円錐状にツリーのように積み上げ、飴で固めて作ります。ツリーのてっぺんには、夫婦像やバラの飴細工、ドラジェなどが飾られます。
フランスでは古くからお祝い事には欠かせないケーキであり、伝統的なウェディングケーキです。現在は、その見た目のかわいさから、フランスだけでなく様々な国の結婚式で取り入れられています。
なぜシュークリーム?
「シュー」とは、フランス語では「キャベツ」を意味しています。欧米ではキャベツ畑から赤ちゃんが生まれてくると言われており、クロカンブッシュはたくさんのシューを積み上げていることから「子孫繁栄と豊作」を意味するケーキとされています。
また、シューは祝福してくれている人を表すとも言われ、高さがあればあるほど結婚式後の生活が豊かになるとも信じられています。