グルームズケーキ(Groom's cake)とは、欧米の結婚式で行われている新婦から新郎へのケーキのプレゼントです。新郎の趣味や好みに合わせてケーキのデザインや色を考えます。
式の最中はウェディングケーキの隣に飾られ、そのままウェディングケーキと一緒にゲストに配られるか、もしくはカットされ箱に入れられたものを結婚式に参加した未婚の女性に配り、家に持って帰ってもらいます。言い伝えでは、未婚の女性がその夜枕元にそのケーキを置いて寝ると、その夜は将来の旦那さんの夢を見ると言われているます。
グルームズケーキは宗教によってはリハーサルディナーの際に配られることもあります。
グルームズケーキの歴史
元々はイギリスのヴィクトリア朝から始まったとされており、その後アメリカにも広がりました。結婚式は新婦ばかりが主役となる場合が多いので、新郎が注目される演出ということで、人気が出たと言われています。
現在のグルームズケーキは、ダークチョコレートケーキの中にフルーツやリキュールが入ったものが多いのですが、昔のブルームズケーキはフルーツケーキが使われていました。昔のウェディングケーキはフルーツケーキが主流だったそうです。しかし18世紀になり小麦粉やベーキングソーダが使われるようになってから、現在のようなスタイルとなりました。