ウェディングケーキは、レセプション(披露宴)で振舞われるケーキのことです。18世紀のイギリスでバターケーキにマジパンが被せられ、レースのような装飾をしたことから「花嫁のケーキ」と呼ばれ、徐々にそれがウェディングケーキと呼ばれるようになりました。
ウェディングケーキには、1段でスクエアタイプのアメリカ方式と、3段のイギリス方式、フランスのクロカンブッシュなどがあります。日本はイギリス式にちなんで3段のものが一般的でしたが、近年はスクエアタイプのウェディングケーキも増えているようです。
西洋では、ウェディングケーキの3段目はカットして当日来てくれた人に配り、2段目は当日来れなかった人たちにお祝いのお返しとともに配り、1番上の段は新郎新婦が冷凍庫で厳重に保管しておき、第一子誕生の時、もしくは1年目の結婚記念日に食べるのが風習と言われています。
また日本ではケーキカット用にセレモニー用のイミテーションケーキを使うことも多いですが、海外では一般的にシュガーケーキなどの食べられるケーキが主流となっています。日本でも最近はイミテーションケーキよりもフレッシュケーキを使う場合が増えているようです。
人気のウェディングケーキの種類
生ケーキ(フレッシュケーキ)
実際に食べられるケーキ。ケーキカットの後、実際にゲストに振舞われます。ファーストバイトをしたい方にオススメ。
イミテーションケーキ
ケーキカットをする部分だけ本物のケーキで、他は食べられないケーキ。高さを出すのに最適。
シュガーケーキ
イギリス伝統のケーキで、硬く焼いたフルーツケーキをシュガーペーストでコーティングしたもの。
バタークリームケーキ
バターと砂糖を混ぜたクリームでデコレーションしたケーキ。日本ではあまり見かけませんが、海外では今でも人気です。
チョコレートケーキ
一昔前まではグルームズケーキに使われることが主流でしたが、近年ウェディングケーキに用いるカップルが増えてきました。
ネイキッドケーキ
2014年から海外で人気急上昇の「Naked cake=裸のケーキ」。表面にクリームを塗らないスポンジむき出しでフルーツや花を飾ったケーキ。
カップケーキタワー
カップケーキをタワーのように積み上げたウェディングケーキ。ゲストに配りやすく、海外ではとても人気です。
クロカンブッシュ
フランスの伝統的なウェディングケーキで、シュークリームをタワー状に積み上げ、キャラメルでコーティングしたもの。見た目もかわいく個性的。